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テーマの具体化と美について

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    今日は、テーマの具体化と美について

    探究してみたいと思います。

     

     

     

    私たちは、作品のなかに真理を込めようと

    すればするほど、陥りがちなことがあるとすれば、

    それはある思想を語らせたいがために、

    作品を創ることかもしれません。

     

    しかし、抽象的な真理を抽象的なまま

    登場人物に語らせるのでは、

    何か教育テレビ的な作品に仕上がってしまう

    ような気がします。

     

    芸術作品としては、

    思想を伝える作品といっても、

    そこに人生の真理や言葉の美しさ、

    感動がなければ、レベルの高いものとは

    いえないでしょう。

     

     

    「座右のゲーテ」齋藤孝著のなかで、

    ゲーテの言葉の解説(P.44)で次のように説かれています。

     

     

    「シャークスピア劇を観ていると、人生の真理は突くけれども、

    体系的な哲学的思考方法を援用して心理を説明するような

    ことはない。登場人物の一人ひとりが人生の真理を冗談交じりに

    吐いていく。いわば、あちこちから花火が上がるように、

    劇が成り立っている。これは、観客にとってみればすごく楽しい。」

     

    「ところが、出来の悪い劇や文学作品というのは、

    ある思想を説明するために一人の人物を使ってしまう。

    登場人物の一人ひとりが生き生き動くのではなく、

    ある人物が作者の操り人形としてモノローグをしゃべる。

    いわば思想を言いたいがために文学作品をつくるという、

    本末転倒が起こるのである。そうした小説につきあうのは

    非常に退屈なものだ。」

     

    ここで言わんとしていることは、

    作者の操り人形としての登場人物の言葉ではなく、

    一人一人に命が吹き込まれ生き生きと生きるなかに、

    人生の真理を描いていくことが大事であるということです。

     

     

    「要するに、ゲーテが言うところの「実際的に考えよ」は、

    本質的なものを求めようとするあまり、抽象的になりがちな

    傾向を戒めた言葉である。」

     

     

    本質的な真理を求めるあまり、抽象的になってしまい、

    抽象的な解釈を登場人物に語らせてしまいがちです。

     

    しかし、その抽象的真理を深く探究し、

    心のなかでつかんだうえで、

    それを登場人物の人生の生きざまや心の変化を描く、

    その”悟り”に至る階梯を垣間見るほうが多くの人々に伝わり、

    また分かりやすいと思います。

     

     

    映画の脚本においても、

    シェイクスピアのように、

    登場人物が人生の真理を冗談交じりに語るような、

    生き生きとしたシナリオが書けたら

    どんなに魅力的で素晴らしいでしょうか。

     

     

    「ピカソ霊示集」シェイクスピアの霊言では、

    次のように説かれています。

     

    「対話篇というのは意外に普遍的な姿なのです。(中略)

    普遍的なるものというのは、やはりひとつには、

    わかりやすくなくてはいけない。

    わかりやすいというのは、こうした対話篇で話をする

    ということ、これは人類の胸の奥底に、心の奥底に残るような、

    そうした普遍性があるのです。易しさがあるのです。」

     

    やはり、対話篇は普遍的であり分かりやすい。

    相手に対して対話のなかで語るなかに、

    心の奥底に残るような普遍性がでてくるということ。

     

     

    「もうひとつ言えることは、結局、美しさですね、

    文学の形式の中における美しさ、対話篇の中にも

    言葉の美しさ、こうしたものがあると思いますが、

    この芸術性ですね。これがあるからこそ長く残り、

    多くの人びとの心を揺り動かすことができるのです。

    そうした美しさ、言葉選びの美しさ、言葉の格調の高さ。

    人の心を揺さぶるような感動的な言葉、

    こうしたものが心にのこっていくわけです。」

     

    対話篇という普遍的な形式のなかに、

    言葉の美しさ、感動的な言葉がある。

     

    その言葉が、人の心に残っていく

    ということなのです。

     

     

    前掲した「座右のゲーテ」齋藤孝著のなかで、

    マンガ家の井上雄彦は、『スラムダンク』成功の秘訣を、

    「登場人物すべてに、必ず一つ欠点をつくること」

    だと答えていたと述べられています。

     

    人間味ある登場人物が、詳細に描けていれば描けるほど、

    そのキャラクターが独り歩きしてセリフを語るような、

    生き生きとしたシナリオが書けるのかもしれません。

     

    そのためには、

    やはり人生の意味、運命、個性の煌めきなど、

    「人間学」を深く学ぶことが必要だと感じます。

     

    そして、この神の創られた世界に生きていながら、

    神の視点、神の御心を垣間見る瞬間を

    ぜひ描きたいものだと思います。

     

     

    最後に、『光よ、通え』(大川隆法著)から

    『愛の具体化』を紹介します。

     

    『愛の具体化』

     

    「愛の具体化という言葉を、

     

    あなたがた一人ひとりに投げかけたい。

     

    人はともすれば誤解しがちであるが、

     

    愛とは決して抽象的なものではない。

     

    愛のエキスが抽象的に語られることはあっても、

     

    愛そのものが抽象のうちにとどまるということは決してない。

     

    愛は具体的だ。

     

    愛は常に具体化を要請する。

     

    それはちょうど、毛虫がさなぎとなり、

     

    やがて蝶となって大空に飛び立ってゆくように、

     

    抽象的な理念を通り越して、必ず具体化してゆくものなのだ。

     

    汝、愛ある人であるならば、その愛を示せ。

     

    愛ある人のまわりには常に優しい雰囲気が漂っている。

     

    いや、ただ漂っているのみならず、

     

    有形、無形に優しい行為が示されているはずだ。

     

    厳しさをとってあらわれる愛は、

     

    他を善導し、教化し、魂に覚醒を促すときにのみ許される。

     

    しかして常に許しを伴うものなのだ。」

     

     

     

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    コメント
    こんにちは。カテ違いで初歩的なコメントで申し訳ありませんが、(い鯑海根拠に´△鰺僂ぁ↓はい鯤箒)、どのように思われますか。

      悵篥岨DNAは誰が作ったのか』

     地球上の全ての生命に遺伝子DNAが組み込まれていますが、1mとか2mとかの長さがあり、4種の塩基配列は複雑精巧なもので、自己修復機能まで有します。

     こんなものが自然や偶然に出来るわけが有りません。作ったのは「遠い未来の人間」です。

    ◆ 慂質(原子)は誰が作ったのか』

     地球上の物質(原子)は百余り有りますが、陽子・中性子・電子の3者で構成され、それ以外の構成は存在しないし、規則性とか法則性に支配されています。

     中性子は中性子線を内包し、特定の物質(原子)もα線とかβ線などを放射して崩壊し、電子は電荷を内包しています。

     こんな複雑な物が自然や偶然で出来るわけが有りません。原子を作ったのは「遠い未来の人間」です。

     (uクォークとかdクォークとか中性子のβ崩壊で発生する陽子や電子ニュートリノなどの難しい話ではなく、単に『こんなもの(原子)が自然や偶然に出来上がるものか』ということを、お尋ねしております。)

     宇宙の始まりが無機であったとしても、進化の途上で有機(生命とか生活機能)が生まれ、さらに彼らが多様な進化を遂げたうえで、人間や様々なものが作り出された可能性は否定されるものでしょうか。

    ぁ 愃の世界は虚構であり、私たちは人工的に作られた肉体を使って、人工的に作られた「場」で生活をしているのであり、本当の自分は「DNAや原子を合成する科学を持った遠い未来」(真実の世界)にいます。』という発想は、(無限回の問答は抜きにして)、成り立つでしょうか。

     (平行宇宙だとか重畳宇宙だとか「メビウスの輪」だとかの難しい解釈ではなく、もっとシンプルで単純な答えが見つからないものでしょうか)。
    • どう思われますか
    • 2017/07/17 1:14 PM
    未来人説も、シナリオとしては非常に面白いと思いますが、そういう趣旨ではなさそうですので、コメントにつきまして、科学は専門外で難しいところもございますが、
    宗教という立場からの意見を述べさせていただきます。

    結論から申し上げますと
    ぁ 愃の世界は虚構であり、私たちは人工的に作られた肉体を使って、人工的に作られた「場」で生活をしているのであり、本当の自分は「DNAや原子を合成する科学を持った遠い未来」(真実の世界)にいます。』という発想は、(無限回の問答は抜きにして)、成り立つでしょうか。

    は未来人という発想も面白いと思いますが、
    宗教的立場から申し上げると、この世とあの世の関係のことであると思います。

    仏教で説かれているように、この世は仮の世であり、肉体は本当の自分ではなく魂がほんとうの自分であり、この世とあの世を転生輪廻しており、魂の住む真実の世界はあの世の霊的世界である、という世界観のことです。

    ´↓も、偶然にできるものではなく、「未来人」ではなく「創造主」が創られたものと考えます。

    宇宙人や未来人の話によく出てくるUFOも、3次元宇宙ではなく多次元宇宙、すなわち霊界を通ってワープして地球に来ている、もしくは時間移動していると考えます。
    多次元宇宙、霊界を科学することで解明されていくかもしれません。
    • arion
    • 2017/07/17 9:29 PM
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